
出産して、産婦人科から戻ってきて生活のリズムが出来上がるまでは本当に本当に大変です。人生で、結婚に次ぐ、いえ、それ以上の変化かもしれません。いろいろなことを考えてブルーになってしまう方も多いようです。
そうですね。自分の自由も制限されるし、まず、責任の大きさに戸惑ってしまうかものかもしれません。それは、当然なことと思います。
そのうえ、家族から「もう少し、母親らしく。しっかり」とか「親としての自覚をもって」などといわれたら、ますます考えこんでしまいます。
無理しないでください
まず、無理して頑張らないでください。母親には少しづつなっていけばいいのです。「もう少し母親らしく」などと注意されたら「限界まで頑張ってます」と言ってわかってもらうしかありません。
言葉のわからない赤ちゃん、泣いて泣いて・・どうしても泣き止まない。ママのほうも泣きたくなってきます。「もう無理!」と自分を追いつめて、投げやりになったり、諦めたりするのはちょっと待ってください。
大丈夫です
特に原因があるようなないような、なんとなくブルーな気分になってしまう。出産後のホルモンの影響もあるのかもしれません。ただ、なんとなく憂鬱。やる気がしない。そんな時はほんのちょっと場所を変えましょう。
同じ場所で同じことを同じ状態で30分以上考えていると、思考は負の方向にむかいやすくなります。ちょっと場所を変えてみましょう。散歩に出てみましょう。ちょっと外を歩くとおなかがすくかもしれません。
おなかがすく・・というのは、自分の中で何かが動き出している印です。それがいいものか困ったものか・・とにかくあなたはもう無の状態ではないのです。
着替えて、外に出るのが億劫だったら、お庭にでるだけでも、ベランダから外を眺めたりするだけでもいいのです。視点が変わり、ほんの少し気分が変わるだけでいいのです。
ベビースイミングや赤ちゃんのサークルなどに入ってみるのはいかがですか
ベビースイミングに行ってもいいし、赤ちゃんとママのサークルに入ってみたら、みんな同じような悩みを抱ええいるママたちとたくさんおしゃべりできて気持ちが随分楽になったという話をよくききます。
子どもが大きくなってみると・・一番育児にテンテコマイしていて、大変なころのママ友はまるで、戦友のようで本当に心から気持ちが通い合えている気がします。
なるべく未来のことを考えましょう
独身時代の自分、結婚して子どももいなくてバリバリ働いていたころの自分・・を振り返るのはやめましょう。それは育児ブルーのスパイラルに巻き込まれます。未来を・・先を見ましょう。
来年の夏には、子どもとプールに行けるかもしれません。動物が分かるようになったら、水族館に連れてゆくのも楽しそうです。
子どもを産んで育てているあなたは、勝ち組です。胸を張って!
もしかしたら、あなたはバリバリキャリアを続けている友人がまぶしく見えて、お部屋の中でスエットで子どもに母乳を上げている自分がみじめに思えているのかもしれません。まったくそんなことはありません。
今、結婚したくてもできない女性もたくさんいます。また子どもが欲しくて欲しくて仕方ないのにどうにも不妊の女性もたくさんいます。
もし、あなたが着古したTシャツにノーメイクで赤ちゃんの子どものおむつを替えている自分のことがみじめに思えたとしても、実際のあなたは充分に勝ち組なのかもしれませんよ。
さあ、勝ち組らしくプライドをもってどっしり構えていましょう。